浜松医科大学から研究者がセミナー視察

アクティブGメン♪75ボランティア育成セミナー木育コース(3回目)に

静岡県浜松市から研究者の視察があった。

視察者は、浜松医科大学次世代創造情報教育センターの成瀬愛子さん。

アントレプレナーシップ醸成に携わり、異分野融合型の実践研究に取り組まれているそうだ。


KASANEの取り組みも当に

異分野融合

日本公衆衛生学会での発表を契機に、行政視察だけでなく、医療看護系の研究者との繋がりが始まった。

そのご縁はとても有り難く、新たな視点の獲得につながっている。

セミナー3回目の内容は、菓子切りナイフ教材を通して“紙ヤスリ”の使い方について。

昨年度高齢福祉課からの依頼された目的の一つが、

主体的に行動し様々なサロンで活躍できるレベルのボランティアとしての意識の醸成であった。

“主体性”を育むためにどのようなアプローチをしたら良いか?

受講者の前に立って講師としてレクチャーすることで主体性が育まれるという仮説を立て、

前回(セミナー2回目)の振り返りでアクティブGメン♪75 1期生(2020年度受講)のHさん(男性)が

他のGメンサポーターたちから推薦され、本番までに準備をしてくれた。

セミナー終了後、サポートに入ったその他のGメンとの振り返りでは、

“講師”を務めたHさんから、

講師の経験は、みんなもした方が良い!

というアドバイスがあり

次回(セミナー4回目)はHさんと同じくセミナー1期生のRさん(女性)が

ノコギリをレクチャーする講師をすることになった。

今回の視察者である成瀬さんには、折角なので受講生と一緒に体験してもらった。

後日感想を下さったのでご紹介しておきたい。

『~中略~  雑多ではありますが、感想を共有させていただきます。

・前半の講義で木に関すること、地域に関することを復習したり、新たに学んだり、

私自身も知らないことが多くて全てが刺激的でした。

参加者の方(地元の方)も知らないことが結構あるようで、

「地域を知る」

ということを学ぶ機会を設けることは重要なんだなと改めて感じました。

・受身形の講座が多い中、小中学生へ教える(サポートに入る)という目的があるため、

参加者の方も自分が知っておかないと関われないという意識が高く、熱心にメモを取り覚えようとされる様子が印象的でした。

・男性と女性が半々の参加人数でした。男性の参加者さんから

「このコミュニティはいいよ、

大体どこも女性が多くて、行ってみても場違いな空気があるけど、

このコミュニティは男でも居やすいんだよ」

とのお声がありました。

・作業中もそれぞれのテーブルで会話が絶えず、技術を身につける一方で交流の機会にもなっていて、

両立されているところが良いと思いました。

・「今年の(地域の)文化祭に出そうよ!」という話が出ていて、年齢問わずチャレンジできるきっかけになっていること、

地域の新たな繋がりツールになることを実際に感じました。

アントレプレナーシップ教育関係者としては、この活動がアントレコンピテンシーにいくつか当てはまることを感じましたので、可視化できたらいいなと思いました。

また、プライマリケア連合学会でソーシャルアクティビティ部門を担当したことがありますが、

理想の社会的処方の形だなと感じました。

以上が成瀬さんからの感想である。

専門家の視点から見た感想を教えていただけたことは大変ありがたい。

アントレプレナーシップとは、

自ら新しいアイデアや目標を掲げ、見解やリスクを恐れずに挑戦し、

新たな価値を社会に生み出していく行動力や姿勢のこと。

高齢者は“支援対象”とか“認知症”とか“できないことが多くなる”など、見識やリスクをものともせず挑戦し、高齢者の皆さんと楽しみながら共に活動するこのセミナーは、研究者からアントレプレナーシップを醸成する場となり得る可能性を示唆していただき、今後に活かしていきたと感じた。

文責:松井勅尚