事業紹介​

KASANEの事業開発

KASANEが開発する木育プログラムとは

私たちの考える「木育プログラム」とは、「木育教材」と「作り方の手順、道具の使い方とそれに付随する背景や知識」を組み合わせて内容を構築した、一連の講座内容のことを指します。

木材加工に関することだけでなく、グループワークや座学、人の問題、森の課題などを盛り込んで学びに繋げていくところが、私たちの木育プログラム開発の大きな特徴です。

提供中の教材・プログラム

新しく開発する以外に、これまでに開発した教材・プログラムも活用いただけます。

研修を受けられた方には教材を購入していただくことができます。

×ぎふ森フェス(自主開発)

クスノキの「虫こぶルーペ」

2020年〜

なごや環境大学から森へ誘うWSを依頼され、温めていたアイデアである“クスノキの虫瘤を観察するルーペを開発しました。その後何度か改良を加え、現在のクスノキの葉っぱのデザインに落ちつきました。

レンズに傷がつかないように、レザークラフト作家にお願いして特注のケースもオプションでつけることができます。

×宮崎県(みやざき木育カリキュラム開発監修として)

スギとヒノキの箱膳教材「morihako」

2022年〜

宮崎県で取り組まれている「みやざき木育」の中で生まれた教材です。私たちは開発・監修の部分で携わっています。

保育現場で働く保育士の皆さんとの意見交流の中で、宮崎県らしさに加え、使う子どもたちや現場の先生たちにとっても使いやすいものを追求しました。

地域産材を使用することで「その土地らしさ」を演出できる教材です。

×石川刃物製作所×岐阜県関エリア

オリジナル小刀ホオノキの「kodachi」

2020年〜

子どもでも女性でも使いやすいサイズ感、そして木工を楽しむ本格派でも満足できる切れ味を追求しました。

関市だからこその技術を持つ石川刃物製作所と共同開発した、参加者の手で柄を加工し完成させるカスタム小刀教材です。

×岐阜県各務原エリア(R6年度地域版ぎふ木育プログラム開発採択事業として)

オニグルミの「プロペラナイフ」

2024年〜

「航空機のプロペラに木が使われていた!?」この衝撃をきっかけに、オニグルミという材の特徴を理解してもらうために開発した教材です。

折しも2025年は日本にとって終戦80年。人の命と森と木の命に向き合うきっかけを作る教材です。

musubi×岐阜県養老エリア(自主開発)

ヒノキの「ひょうたんスプーン」

2020

「掬う」という同じ用途をもつ”ひょうたん”と”スプーン”何か形にできないかな?という遊び心をきっかけに生まれた教材です。

養老の瀧近辺でのフィールド調査からひょうたんの最も美しい比率を聞き取りデザインしました。ティースプーンのようにくぼみのあるものではなく、アイスクリームを掬うスプーンです。

このスプーンづくりを通して戦国武将について学ぶこともできます。

開発の流れ①「未利用材を活用したい」

musubi×岐阜県関エリア(自主開発)

ウワミズザクラの「鵜吞みフォーク」

2020

関市富岡地域で行われた「森林環境教育」の中で伐採されたウワミズザクラ。放置すれば土に還るけれど何か形にできないか?という会話をきっかけに教材開発に着手。小瀬鵜飼と絡めて関市らしい教材になりました。

岐阜県関市地域づくり団体 「鵜呑みフォーク」

① 地域づくり団体からの相談

【依頼内容】
 「森林環境教育の講座でウワミズザクラの木を伐採するため伐った材を何か形にできないか?」という相談を受けました。

② フィールド調査

伐採現場(講座)の見学・ヒアリング調査
どうして伐採されることになったのか?や地域の願い、子どもたちの様子を調査します。

③ 材料の乾燥と製材(外注)

レーザーカッターでの加工に入るため薄板に加工してもらいます。天然乾燥で約半年間材料を寝かせ、大工さんに加工をお願いしました。

④ デザインとプログラム(内容)の決定

“関市らしいもの”の調査、それにまつわるデザインを考案。
 今回は「鵜飼」をピックアップしました。この教材ができるまでの工程や、鵜飼についての豆知識、材料となった木の特徴などさまざまな情報の中から、関市の子どもたちに知っておいてほしいことを精査し、講座の内容を組み立てていきます。

⑤ 教材の加工(レーザーカッターでの加工:外注)

木育ワークショップで参加者が加工して完成させるため、半完成品として制作
小刀を使ってもらうための教材として長さや幅など細かい部分をオペレーターの方と相談し微調整します。

⑥ 地域づくり団体が実施する講座にて実施(講師依頼)

出来上がった教材を、地域団体が実施する講座にて披露しました。子どもたちが伐り出した木が、普段の生活の中で使えるものとして手元に還ってくる体験をしてもらいました。

「伐採した木を山に置き去りにすれば土に還る。それも一つの学びとなるけれど、せっかく使える材ならば、子どもたちに返したい」

森林環境教育に携わる大人たちの願いが具現化されました。

開発の流れ②「隠れた地域資源を発掘したい」

×宮崎県×高原町

「竹カップ・ヒノキカップづくり」 みやざき森育プログラム開発事業

2020

「竹カップ・ヒノキカップづくり」みやざき森育プログラム開発事業

① 地域のモデルエリアとして

宮崎県が進める「みやざき森育」のモデルエリアとして選定された高原町からプログラム開発の依頼を受けました。

② 教材開発のためのヒアリング調査

地域の高齢者の皆さんに参集していただき、高原町が掲げる「水と緑と神話のまち」にちなんだ場所について幼少期の思い出を辿りながら教えていただきます。
※ヒアリング調査では「木育カフェ」という手法を使って聞き取りをします。

③ 教材開発のためのフィールド調査

地域のみなさんから教えていただいた場所を依頼主の行政職員の方々と共に実際にその場に出向き、周りの景観なども含め調査します。

④ 情報の精査

聞き取った内容、見てきたものを集合させ、「住民が考える町らしさ」と「町外の人から見た町の魅力」をチームで話し合い精査します。

⑤ 教材デザインとプログラム(内容)の決定

高原町では「湧水」が至る所にあるということと、町内の人でも湧水地に足を運ぶことが少なくなっているという課題を克服するためのプログラムを構築することになりました。特に教材は「水を掬う道具」に決まりました。

⑥ 教材の加工

旋盤で加工したヒノキのカップ(外注)と孟宗竹を加工した竹カップ(自主制作)を準備します。特に竹のカップは地域の高齢者の皆さんが協力し伐採と加工をしてくださいました。

⑦ サポート人材の育成

当日の講座でのサポートスタッフの募集をし、地域づくりやモノづくりに興味がある高齢者の皆さんが集まりました。当日の運営や注意点などについて現地講師とサポーターの人材育成研修を実施しました。

⑧ 町が実施するイベントにて講座を実施(講師依頼)

出来上がった教材を参加者とサポーターと共に完成品にしていきます。この森育プログラムでは「町を知る」ことも重要な課題であったため、作ったものを持って周辺を散策しました。

musubi×岐阜県

「プロペラナイフを作ろう」巡り回る~命とプロペラ~ 地域版ぎふ木育プログラム開発採択事業

2024

私たちは、実はプログラムを持ちません。課題や目的に応じてその都度カスタマイズしたプログラムを構築します。

くるみ(オニグルミ)の木でバターナイフを作りながら、岐阜県が誇る木の文化や歴史を学び、さらには人や木の命についても想いを巡らせるプログラム。航空産業が盛んな各務原周辺地域ならではのプログラムを開発。

「合意形成」手法

子どもを真ん中においた地域づくりに真っ向から取り組んでいる北イタリアの“レッジョ・エミリア・アプローチ”視察を通して、地域づくりには合意形成の手法が必要であると考え「木育カフェ」「MOTTAINAI 工房」という2つの手法を開発しました。

「木育カフェ」

若者から高齢者までの多世代交流と孤独・孤立対策を見据えた「社会的処方(Socail Prescribing)」としてのコミュニティプログラムです。現代版「井戸端会議」の場を創出し、企業研修や認知症カフェなど地域住民交流など実践しています。

”カフェ”はお茶を飲みながら他愛ないお喋りができる場所。そんな空間をお茶ではなく「木のものづくり」で作り出すプログラム。手を動かしながらお喋りしてアイデアを出し合ったり、チームビルディングしたり。そして最後には木の小物が完成している。木に触れあいながら相手の心にもそっと触れる、合意形成の手法。

「MOTTAINAI 工房」

2014年レッジョ・エミリア・アプローチ視察からインスピレーションを得て、考案した合意形成プログラムです。廃材を地球資源に見立て、大人も子ども、役職年齢不問でプラットに共同作業をすることにより、SDGs研修や理念の共有などチームビルディング研修などカスタマイズできます。

2023「みやざき森育」研修(宮崎県)      
今私たちが使っている全てのものは地球から素材を頂いて作られたもの。用途がなくなれば「ゴミ(廃材)」となる。ものづくりを突き詰めていくとその素材が「どこから来てどこへ行くのか」という思考の重要性を思い知る。それは地球の未来を考えること(SDGs)であり、その思考法はものづくりに限らず、暮らしの中にも影響を与えるものである。それを”遊び”を通して発見していくプロセスを楽しむプログラム

「永字八法道具研修」

2017.8.15-17
木育指導者セミナー(北九州市)
松井勅尚・吉田理恵

2019木育指導者セミナー(宮崎県)
松井勅尚・吉田理恵

2023みやざき木育マイスター研修(宮崎県)

教材「morihako(そのベースであるスギの箱椅子)」を活用して、ノコギリ・ゲンノウ・紙やすりなどの木工道具の基本と、木材の適材適所を学ぶ、道具研修プログラムを開発し全国各地で実践してきました。

依頼講座・研修(受託事業など)

県立関有知高校「せきうちマルシェ」地域講師

「高校を卒業し就職する生徒たちに社会人として即戦力に繋がるような体験をしてほしい」という先生たちの願いから始まった地域講師を呼びマルシェの企画から進める総合学習に、木工部門で依頼を受け3年間携わる。

ほかに

  • 御嵩町企画課受託事業 「森と木と水の環境体験講座」 ※2021より毎年開催
  • 関市高齢福祉課受託事業「木育ボランティアセミナー」 ※2020より毎年開催
  • 関市高齢福祉課受託事業 「木工道具の使い方を学ぼう!」
  • 関市農林課受託事業 「森と木と地球について考えるMOTTAINAI 工房」

コミュニティサロンの企画や運営

「Chopsticks Café」

木育Gメンの交流とフォローアップのための月イチの木のものづくりサロン

木工の基礎知識を学んだ木工を楽しむ高齢者のための地域サロン。準備は木工道具と一杯のコーヒー。木材一つあれば何時間でも没頭できる空間を作っています。お箸は2本で初めて機能する。人も二人いれば助け合える。そんな願いを込めたものづくりサロン

「茶事加減」

木育Gメンのための板からつくるスプーンづくりスキルアップ講座

木工の基礎知識を学んだ木工を楽しむ高齢者のための地域サロン。準備は木工道具と一杯のコーヒー。木材一つあれば何時間でも没頭できる空間を作っています。お箸は2本で初めて機能する。人も二人いれば助け合える。そんな願いを込めたものづくりサロン

「認知症カフェ」依頼講座

2026.3.19関市千疋北地区講師
2024.10.15,11.19関市洞戸地区講師
2023.10.16関市小屋名地区講師